津軽・白神の季節の移ろいと風物詩 津軽・白神の季節の移ろいと風物詩

実りの秋、収穫の季節


今年は日照不足や、9月16日からの3連休に日本縦断した台風18号の影響も懸念されましたが、津軽では心配したほどの被害はなかったよう。県産米初の特A米「青天の霹靂(へきれき)」の収穫も9月中旬から始まりました。収穫がTVニュースで放映され、「登熟がやや遅れたが平年以上の仕上がり。おいしい米ができたのでは」と、作付け農家の方が話していました。デビュー3年目の今年、粘りとキレのバランスのよい「青天の霹靂」は、津軽地方を中心に約1900ヘクタールで作付け、10月7日に全国で一斉販売されます。

黄金の稲田と岩木山

青森県の主要銘柄

青天の霹靂(左)
平成27年(2015)にデビュー。もっちりとした大きめな粒で食べごたえ充分。後味はスッキリしていますが噛むごとに上品な甘みが感じられ、食べ飽きしません。冷めてもモチモチ感があり、おいしく食べられます。

まっしぐら(中)
平成17年(2005)にデビュー。白く艶のある炊きあがりが特徴です。ひと粒一粒がしっかりとして形が崩れにくく、甘さは控えめ。弾力のある噛み応えで粘りが少ないのでカレーや炒飯、丼、汁物ともよく合います。

つがるロマン(右)
平成9年(1997)にデビュー。ふっくら艶のある炊きあがりで歯ごたえがよく、あっさりした味わい。粘りが少ないので重くならず、料理の味を邪魔しないことから、和食や薄味のおかず、酢飯によく合います。

「棒掛け(ぼうがけ)」(上)と「稲架掛け(はさがけ)」(下)で刈り取った稲を天日干し

稲刈りが終わった後の田んぼに稲のアートが出現!これは、太陽と風の力を借りて、稲を自然乾燥させているところ。刈り取ったばかりの籾は水分が多く、そのままにしておくと腐ったり、変な臭いがしたり、カ
ビが生えたり、芽が出たりしてしまい、お米の品質が悪くなってしまいます。そこで、横に渡した棒に束ねた稲をかける「稲架(はさ)掛け」や田んぼに立てた杭に稲束を重ねていく「棒掛け」で天日乾燥させているんです。乾燥しすぎを防ぐため、日当たりの良すぎる場所では、日陰に向けて干すこともあります。労力も時間も必要で、たいへんな作業ですが、日光や風に繰り返しさらされて稲がゆっくりゆっくり乾いていく間に茎や葉の栄養分が籾に移るので味が良くなるといわれています。おいしい新米の季節は、すぐそこまで来ています。

稲田の脇にはりんご畑。稲刈りが終わると、収穫の始まりです。